あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

手紙

これは思い出話。

去年の春のこと。二十歳の時に彼からもらった手紙を再発見した。
「夕ぐれは 雲のはたてに 物ぞ思ふ あまつそらなる 人を恋ふとて」
そんな和歌を書いてくれた彼からの手紙。
今さら、、って思ったけど、それでもどうしても彼に連絡を取りたくなって。彼の事を探すことにした。



どうしようかすごく考えて、この人ならきっと彼の連絡先を知ってるんじゃないかな?と思う同窓生A君(男子)にメールしてみた。


A君は同窓生の情報をよく知ってるし、彼と3年で同じクラスだったので、たぶん知ってるんじゃないかな?と思って。彼と波長のあいそうな人だし。


そのA君。旦那の親友で、私とも仲良し。卒業後も何度も会ってるし、連絡も時々とってる。A君の結婚式には、夫婦で招待してもらった。

だから旦那にももちろん、A君に、彼の連絡先聞いてみる~って話してからメールした。
まあ、その時点では彼の事をここまで想うようになるとは思ってもみなかったしね。


A君には、率直に、“実は20歳の時こんな和歌を書いた手紙をもらってて、ずっと忘れてたんだけど、できれば30数年ぶりに連絡とってみたくて。連絡先知らないですか?”と尋ねてみた。


A君、ちょっと驚いたみたいだけど、ソッコー返事くれて。
「そんな事があったんだ。青春だね!」なんて言いつつ、彼の連絡先や、彼の消息を教えてくれた。10年ほど前にあった学年同窓会(私は行けなかった)に、彼が来ていた事なんかも教えてくれて。自宅の住所も教えてくれたんだけど。
あれ?自宅の住所、たぶん昔と変わってない??と思った。
結婚してご両親と同居してるのかなあ、、なんて思いつつ。


彼の自宅にいきなり手紙を送って、奥さんに不審がられても、、と思って、職場に手紙を送ったんだけど。
まさか彼が独身とはその時は思わなかったな。


それはともかく。
彼に手紙を書いて、一か月ほどたってから彼から返事が届いて。
その後彼に再会できて、、って事になったんだけど。


すべてはそもそもA君のおかげだね。
A君が彼の連絡先を知らなかったら、たぶん、私そこであきらめてたと思う。
他に、彼の消息を知っていそうな人もいなかったし。


彼から最初に返事が来た時に。
A君にお礼メールを書いた。
そして、「あの手紙の和歌については、そこまで深い意味はなかったような、、。でもとにかく懐かしい人と連絡が取れました。どうもありがとうございました。」って書いたら。


A君はその返事に、
「きっといろいろと気遣って「深い意味はないよ」と返事したのではないでしょうか。彼は粋な風流人ですから。」。なあんて書いてくれていた。


粋な風流人、、確かに、、そうかも。


A君のその言葉にちょっと励まされちゃったところはあるんだけどね。
A君にちょっとだけ背中押してもらったってところはあるかも。(A君、あかんやん。旦那の親友なのに。笑)


そのおかげで今があるので、、A君には感謝の気持ちでいっぱいだ。


彼は彼で、30数年音信不通だった私から突然職場に手紙が舞い込んだから相当ビックリしたみたい。
でも、封筒の文字を見て、あれ?もしかして?ってすぐにわかってくれたらしい。
高校時代は、メモを見せ合ったり、ノート見せっこしたりもしたし、手紙もいっぱい書いたからなあ。


そんな時代でした。


手書きの手紙っていうのもいいもんだね。