あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

サンティアゴの東、渋谷の西

サンティアゴの東 渋谷の西
サンティアゴの東 渋谷の西
講談社

このところお気に入りだった青春恋愛小説、『左京区桃栗坂上ル』と『左京区七夕通東入ル』。この次は同じ左京区シリーズのもう一冊を読もうかな、、って思ってたんだけど。


でも、この前旦那と一緒に、近所の図書館に行った時、同じ作者の『サンディエゴの東、渋谷の西』を手に取った旦那が、「これ読んでみたら?」と薦めてくれたので、とりあえずこれを読んでみることに。


この本は、短編6篇から成っている。海外の話と国内の話が交互に載っていて、サンティアゴ、津軽、上海、瀬戸内海の島、アントワープ、渋谷がそれぞれの話の舞台。どれも短編映画のように、鮮やかに映像が浮かんでくるような話だった。


特に印象的だったのが、最初の話『サンティアゴの雪』と、最後の話『渋谷で待つ』のふたつ。


『サンティアゴの雪』。サンティアゴって日本からは遠い果て、チリの街。そこで、小学校の同級生と偶然再会するエピソード。
独身で、コンサルとしてバリバリ働いてる主人公(女子)が、海外出張先の空港で、小学校の時に優しくしてくれた男子に再会。一緒にレストランでご飯を食べるって話なんだけど。
ラテン系のザワザワした賑やかな感じのレストランで、ちょっとしつこそうな料理を食べてる情景はなかなか面白い。そして、、う~ん。この二人、この先どうなるかな?男子は、ちょうど身重の奥さんが出産のために日本に帰ってるんだけど、、。もしかして、、そうなっちゃうかも??


とかちょっと気になった。ついついそんな事想像しちゃう私なんだけどね。遠い海外で出会った二人ってそうなりやすいんじゃないの?なんてつい思っちゃう。


そして、もうひとつ。一番気になったのが『渋谷で待つ』。


主人公は、結婚して15年の旦那さん。夫婦二人で仲良く暮らしていたはずなんだけど、奥さんに好きな人が出来たらしく。奥さんが荷物をまとめて、家を出て行く、その最後の日の話。ふたりで思い出のお店にお蕎麦を食べに行こうって言うんだけど、、。


なんだかね、最終的に旦那さんはたぶん、出て行った奥さんが戻ってくるのを待つんじゃないのかな?と思っちゃった。そんな話で、ちょっと胸の奥がずきずきしちゃった。


渋谷って場所が、私と旦那にとってはちょっと思い入れのある場所なので。余計に、なんだか気になった。


旦那はこの『渋谷で待つ』を知ってて、この本を私に薦めてくれた?まさかね。


気にしすぎだよね。そこまで考えて本を薦めたわけじゃないだろうけど。でも、私の中の罪悪感をちょっと刺激されちゃったかな。


私は、決して自分から旦那のもとを去ったりするつもりは無いんだけどね。
たとえ、彼とこの先どうなったとしても、旦那のもとを自分から去るっていう事はないと思う。旦那の事は家族として大切に思っているので。
いや、そもそも彼とそんな仲にはなりそうもないんだけど、、ね。笑