あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

小包テロ?

先週の事。職場を出ようとすると、携帯に母から電話がかかってきた。


ほぼ毎日、私は、帰り道、最寄り駅から家までの途中、母に電話しながら帰る。なので、母からかけてくる事はほとんど無く。それだけに、かかってくるとろくな事じゃない。


ドキドキしながら電話に出ると、やっぱり、、。


母が言うのには、電話の前日、私あてにゆうパックを送ってくれたとの事。母は、たまに私宛に、自分のお手製の味噌だのジャムだの、何か作った時に送ってくれたりする。他にもちょっとした食料品をつめて。ありがたい親心です。


ところが、郵便局から母に、電話当日(荷物を発送した翌日)になって電話がかかってきたらしい。何か荷物の中から液体がしみ出してるんですけど、どうしましょうか?って。


母は、瓶はちゃんと梱包材でくるんだし、荷物は割れ物注意を貼ってもらって出したのに、、って郵便局の人に答えたら、「こちらの取り扱いミスだったら、弁償しますから、、。」って言われたそうで。


荷物はとにかく届けてくれとお願いしたから、私に届いたら中を確認して、弁償してもらえるなら弁償してもらって、、と息巻いていた。


たぶん、母の梱包がちゃんとしてなかったんだろうなあ、、って予想はできたんだけど、まあとりあえず受け取って確認してみることにして。


帰宅してまもなく、ちょうど郵便局の人が配達に来てくれた。(私のいる時間で良かった、、。)


一応、汚れたらいやだから、あらかじめ玄関に古新聞を敷いておいたんだけど、確かに箱の底がじっとりしめってベタベタしてる!
配達の人の前ですぐに開封し、中を確認してみたら、まあ、中は全体的に全部ベタベタしてるけれど、瓶は別に割れていないし、何も壊れてるわけじゃなかったので、すぐに配達の人には帰っていただいた。


中身をよく確認してみると、母が、お手製のマーマレードを瓶3つに入れて送ってくれたんだけど、そのうちの一つの締め方が緩かったんじゃないかと思われ。液体部分がたぶんそこから漏れてて、箱の中身は全部ベタベタになってる~!なんじゃこりゃ、、な感じ。


郵便局に文句言って、弁償してもらえって母は言ってたけど。全く逆。あの箱のベタベタが、他の郵便物についてないと良いんだけど、、。こっちが弁償しなくちゃいけない方だよ。完全に母の梱包ミス。


母には、すぐ、簡単に事情を説明する電話をかけて、荷物を送ってくれたお礼を言い、中身も大丈夫だったから、、と伝えた。電話で文句を言っても、母を落ち込ませるだけだから。ただ、液漏れしていた事は伝えて、「今度からは、プチプチで包む前に、ひとつずつビニール袋で包んでおいてくれるとありがたいです。」とは伝えた。


私は、玄関で、ベタベタする箱をゴミ袋にいれたり、他のものの包装を捨てて中身を出したり、ジャムを瓶からタッパーに入れ替えたり。あちこちぞうきんかけしたり。まあ、、本当に、ちょっとした小包テロ?に遭った感じ。笑。


でも、あの、変な液体がしみ出した小包。アメリカだったら、テロと間違われちゃうんじゃない??きっと中身確認して、下手したら大騒ぎになりそう、、。って思っちゃった。


今まで、何度も母からいろんな荷物を送ってもらったけど、こんな事無かったのにな、、って。ちょっと悲しくなっちゃった。
だんだん、母の衰えを感じる事が多くなって。きっと、瓶の蓋をしっかり閉めるのもできなくなってきてるのかも。握力も落ちてて。


私、母の手作りのマーマレード、大好きなんだけど。きっと、私が好きだから、瓶3つ分も送ってくれたんだろうけど。
その事はすごくありがたくて、でも、80代の母が、梱包して、荷物出すのも大変だろうなあ、、。もう送ってくれなくてもいいのになあ、、。でもなんだかちょっと寂しいな。


なんてね。後始末しながら、ちょっといろいろ考えたりして、複雑な気持ちになっていた。


その事を彼にメールでぼやいたら。


彼からはこんなお返事が。
「有り勝ちと言えば、有り勝ちではありますね。家のお袋も、ペットボトルが空けられない、缶ジュースのプルタブを起こせないってんで、100円ショップで、オープナーを買ってきました。」
「衰えるのは已むを得ないわけですけど、きちんと自覚できているなら、対応だの工夫だのもあるでしょう、きっと。ただ、悲しんでるんじゃ、生活が惨めになっちゃいますし。出来なくなることは悲しくても、何もかもが終わっちゃうわけでもないんですし。幸い(かどうかは、安易に言えませんけど)、お袋のオープナーじゃありませんが、色々と、利器もありますから」


そうなんだ。やっぱり年寄りになると、みんな握力は弱ってくるよね。
それ対策のいろんな便利グッズは確かにあるはず。瓶の蓋を開けるオープナーも、たぶん母には必要だろうな。閉める時はどうしようかな、、。
とりあえず、ちょっと100円ショップだのホームセンターだの見て、何か母に役立ちそうなものを選んで、今度持って帰ってあげた方がいいのかも、、。


私が、もう、母に何も送ってもらうのは無理なのかも、、って書いたことについて、彼はこんな風に返事してくれていた。
「マーマレード作りが気晴らしなっているのかもしれませんし、一概には言えませんよ。一人暮らしは、どうも、欝々としやすいとか聞きますが、もしそうなら、何かの気晴らしは、欠かせません。それに、幾つになっても、子は子。親にしてみれば、三つから、精々、小学生くらいのイメージが抜けないっぽいですね。よっし、娘に、いっちょ、マーマレード作っちゃろ、って思えて、作れるうちは、まだまだ、元気の範疇なんじゃないかなって。」


そうだね。今のところ、母は、まだ手作りのマーマレードを作って、私に送ろう、という気力はあるみたいだし。なんとか郵便局まで持って行くくらいはできるみたいだ。


「もう無理しないで。送らなくていいよ。」なんて言っちゃったら逆効果かも。
やる気のあるうちは、少しくらいこっちが甘えた方がいいのかな。難しいけど、、。


なんて、彼の返事を読みながらそんな事思っていた。


彼も遠く離れた場所にいるけれど。母とも遠距離。
すぐには様子を見に行けないのがちょっとつらいけど。
今はもうちょっと母に頑張ってもらうしかないなあ。申し訳ないけれど。


そして、多少のテロ行為は、我慢しないと、、ね。笑