あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

'18年9月の逢瀬③

博物館巡りで結構時間をたっぷりかけちゃった。2時間以上のんびりおしゃべりしながら回ったので、だんだん残り時間が気になり始めた。
私たちの逢瀬って必ずだんだん後半が駆け足になってくる。


彼は、「じゃあ、駅の方に戻りつつお昼でも食べようか。」って。また車を走らせてくれた。


彼と一緒のドライブは本当に楽しくて。別に目的地なんかなくていい。どこまでも一緒に走っていたいな、、なんて。そんな事思ってしまう。
車内ではいろんなおしゃべりして、笑って。


ただ、今回、そこでちょっと、、ううん、だいぶんショックな一言があった。


彼がこう言った。
「お袋に言われてん。「よその奥さんを乗せてるんやから、ほんまに気をつけなあかんで。事故なんか起こしたら大変な事になるからね。」って。」


彼の発言に慌てて私はこう答えた。
「そんな事ないよ。私がお願いして一緒に来てもらってるんだから。もし万一何かあっても貴方の責任じゃ無いから。自己責任って思ってるから。」って。私ははっきり自分の責任だから気にしないでね、、って伝えた。


ただ、その、お母様の言葉はものすごく胸にこたえた。


「よその奥さん」。まさにそうだよね。私は、彼にとって、よその奥さん。
夫に黙って来てる場所で、彼と一緒にドライブしてる車で、事故に遭ったりしたら、それこそとんでもない事になる。それは確か。
お母様の言っておられる言葉には何も間違いない。


でも、、きっとお母様が言っておられるのは、車の事だけじゃないはず。そう思うとすごく胸にこたえた。


きっと、「よその奥さん」である私と、たびたび出かける事を、お母様はやっぱり快く思っておられないんだ。まあ、、そうだよね。それは当然の反応。
「よその奥さんと出かけて、万一何か間違いでもあったら、とんでもない事になるよ。」とお母様は彼に釘を刺したんだな。


親孝行で、何よりもお母様を大切に思っている彼だから。
そんな彼がお母様の言葉を重く受け止めないはずがない。


8月に彼と逢った時に。なんとなくだけど、また心の距離が近づいて、すごく幸せな気持ちになっていたんだけど。
今回、なんとなく、また元に戻った気がした。
またしっかり一線引かれた気がした。


具体的に何がどう、、という事ではないんだけれど。
ほんの少しだけ、彼との距離を感じてしまった。
たぶん、彼にとって、お母様からの忠告は大きかったんじゃないかな。
そして、それを自分の口から私に伝えることで、私にもそれとなくそのニュアンスを伝えようとしたんじゃないかと思う。


切ない、、。


でも、お母様の言うとおり。
今のこの、親友関係を続けようと思ったら、決してこれ以上は近づいちゃいけないんだ。
こんなにすぐ近くにいるのに。
こんなに、すぐそばに彼のぬくもりや彼の空気を感じる距離にいるのに。
決して触れちゃいけないんだ、、。


そう思うと泣きそうになっちゃった。


「よその奥さん」という言葉が、頭の中でぐるぐる回り続けたけど。
でもめったにない逢瀬の限りある時間だから。
そんな複雑な気持ちは抑え込んで、彼とはつとめていろんな明るい話を車内で続けた。
車から見える景色は、雨に濡れた田園地帯。緑色が目に優しくて、なんだかホッとする風景。


この風景を心にずっと刻み続けたいなあ、、って思いながら。
彼とのおしゃべりを続けた。


まだつづきます。