あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

'18年9月の逢瀬④

彼が、お母様に言われたという「よその奥さん」という言葉がショック過ぎたけど。
それでも、車の中ではつとめて楽しい会話を続けるように頑張った。


「高校時代から、かっこよかったよね。ジョージハリスンにそっくりだったもんね。」なんて、面と向かって、彼にそんな事を言っちゃえる私。だって、本当にそう思ってるんだもん。彼はちょっと困ったような、照れ笑いしていた。


「今も、もちろん今も素敵だよ。でも今はジョージハリスンっていうより、佐野元春に近いかも?」って話した。
彼は、「佐野元春?今の佐野元春がどんな感じか知らないや、、。」と言いながらも、まんざらでもなさそうな雰囲気だった。笑


彼、本当は、田園風景が見えるレストラン?でランチ、の心づもりだったらしい。
でも、帰り道、ちょっと道を間違えちゃって。
時間があんまりなくて焦っちゃったみたい。
私が「もういいよ~。別に私はどこでも、、。あそこのファミレスで良いよ。」って言ったんだけど。
「さすがにここまで来てファミレスは、、。」と悔しがってる感じ。


で、二人でキョロキョロしながら、見つけたちょっと良い感じの地元のカフェ、みたいな店に入る事にした。


たまたま見つけてサッと入ったお店だったんだけど。これがとっても大正解だった。
地元の食材を使ったビーフカレー。これがすご~く美味しくて。しかもご飯もなかなか美味しくて。彼とふたり、「いけるね。美味しいね!」って言いながらいただいた。

食後のカフェオレを飲みながら、まだ彼とおしゃべり。
でも、しきりに時計を気にする彼。
8月に、特急電車にギリギリセーフでハラハラした、、って事があったから。やたら私の帰りの時間を気にしてくれた。
それでも結局一本電車は遅れちゃったんだけどね。


だって、一分でも彼と一緒にいたいから。どうしても私が時間を引き延ばしちゃって。


「そろそろ出ないと。」って彼にせかされて、お店を出て。
彼の車に乗って、お別れする駅の駅前に着いた。
ギリギリの時間まで車の中でおしゃべりしたい、、って言う私の希望を聞いてくれて。
駅前のロータリーで少しの残り時間、彼とおしゃべりした。


「じゃあ、、次は3月かなあ、、2月は寒いよね?」と私が聞くと。
彼は「2月はなあ、、寒いよ。雪降るかもだし。」って。
「そうだよね、寒いよね。じゃあやっぱり3月かな?でもカレンダーの並びが、、。でも来る。絶対来るから。」って彼に言ったら、彼は「わかった。」って頷いてくれた。


あと半年かあ、、。半年彼に逢えない。
なんだか泣きそうな気持ちになる。
でも、半年後には逢えるんだよね。
お母様に注意はされたけど。でも彼は逢ってくれるって言ってたから。
私はまた、精一杯の笑顔で、彼に逢えるように頑張ろう。


「ほら、もう時間だよ。」って彼に言われて。
思わず、彼の方に手を伸ばして、彼の手を握りしめちゃった。両手で!
とうとう彼の手を握っちゃったよ、、私。


彼、笑って。
「車、もうちょっと近くまで動かすから。」って。
あ、もうお別れっていうシーンじゃないのに、思いあまって手を握っちゃったやん。
でも彼、笑ってくれた。


車を動かして、今度こそお別れ。
私はかばんを持って、「じゃあね。今日は本当にありがとう。楽しかった。またね。」と。泣きそうになきながら、車のドアをあけて。
振り返って、私にむかって振っていた彼の手を、またいきなり、無理矢理つかんじゃった。彼、ちょっとびっくりしたかも。


「ありがとう。じゃあね。」って。さっと手を離して、車を降りて。
振り返るともう一回彼が手を振って見送ってくれた。


手、握っちゃったよ。2回も。無理やり。
彼のぬくもりが、ちょっとだけ手に残ってる。彼の感触がしっかり思い出せる。
じっと手を見つめてる私。


帰りの電車の中でジッと自分の手を見つめて。
窓の外を眺めていたら、やっぱり自然に涙があふれてきた。


あと1回だけ、続きます。