あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

落ちた瞬間

彼のことは、もともと高校時代から好きだった。
再会したいな、、って手紙を書いた頃には、まだなんとなく淡い懐かしさ、、くらいだった。一度だけ会って話せればいいかな、、って。そんなくらいの気持ちだったと思う。
それが、会って話して、完全に気持ちを持っていかれてしまった。
今思うと、あの瞬間、決定的だったのかな、、って思う瞬間がある。


うちの旦那も同じ高校の同級生だった。
彼と旦那は同じクラスになった事がないし、直接には知り合いじゃない。
ただ、うちの旦那は優等生タイプで、成績もすごく良かったし、少しは目立つ存在だったので、彼はうちの旦那の事は知っていたみたい。


去年の8月、彼と再会した時に、彼が言ってた。
「旦那さん、すごいよね。リスペクトしてるよ。」って。


うちの旦那は、数年前まではそれなりに順風満帆で。人から見たらそう見えたかも。
彼はそれを指して言ってたんだと思うけど。


「それがさあ、、そのまま仕事が続いてれば、そりゃよかったんだけどね。今やめちゃってるんだよ。」って、私が言ったら彼はちょっと驚いてた。


いろいろあって、うちの旦那は数年前に仕事をやめてて。今はぼちぼちできる範囲でちょっとだけ仕事してる。
まあ私もフルタイムで頑張って働いてるし、子供もいなくて二人だけだから、どうにか生活はしていけるんだけど。
私が旦那を守らなくちゃ、支えなくちゃって、、ちょっと気を張ってずっと頑張ってる。


「それで、、君は大丈夫なん??」って。彼が私の顔をのぞきこんで、目をまっすぐ見て聞いてくれた時に、思わず泣きそうになっちゃった。
「大丈夫!安心して!家のローンもほぼ終わってるし、なんとかなるよ~。65歳まで頑張って働くわ。お互い、年金もらえるようになるまで頑張ろうね!」って。私は笑って、元気に答えたけど。でも実はちょっと泣きそうだった。


ずっと、私が守らなくちゃ、私が頑張らなくちゃ、、って思ってたから。友達の前でも、なるべく弱音を吐かないようにしてきた。だって、弱音吐いたら、自分の心まで弱くなっちゃいそうだし、、。
それでも、彼に心配してもらえたのが、なんだかすごく嬉しかった。誰かに頼りたい、、とか思ったことなかったんだけど。だからって彼に頼ろうとか思ってないけど。


でも、その瞬間かな。彼に落ちちゃったのは。