あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

樂毅

楽毅〈1〉 (新潮文庫)
楽毅〈1〉 (新潮文庫)
新潮社

以前、彼が好きと言っていた本。この前ようやく買ってきた。
4巻本なのに、うっかり3巻までしか買えなかったけど。とりあえず、まずは3巻まで読んでから、4巻もまた探そうって事で。
1巻から読み始めた。


中国の歴史小説で、樂毅の生きた時代は、紀元前300年~200年、そのくらい遠い遠い昔の事。想像もつかない昔。
そんな昔でも、中国にはこれだけの文化があったのね、、などと思いつつ、読み進めてる。


中国の古い時代の話。
私の中では、彼の思い出と重なるところが大きい。


彼と初めて出会った高校1年生の頃。
彼が、杜甫の詩が好き、、と教えてくれて。


彼が大好きだった私は、一生懸命、彼に教えてもらった杜甫の春望を暗唱した。


「国破れて山河あり、城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす」


もうだいぶんいろんな事を忘れちゃったけど、今でも春望は、たまに思い出して、心の中で口ずさんだりする。
彼、その頃、中国の歴史や、漢詩が好きだったんだよね。


だから、私の中では、いつまでも彼と中国が、どこかでつながってて。


大学生の時に、初めて友達と中国を旅行したんだけれど。
その時、中国で、掛け軸を見たり、硯を見たり、お寺を見たり、いろんなものを見るたびに、彼の事を思い出していた。
そんな事も、今、ふと懐かしく思いだしてしまう。


私の中で、彼のイメージは、そんな感じだったから。
彼ってきっと、古典か歴史の先生、もしくは書道の先生になってるんじゃないかな?って思ってた。


全然違う道に進んでいたので、びっくり。
私って、彼のある一面しか見てなかったのかな?高校時代の私って視野が狭かったかも、、なんて。今頃そんな事を思ったりする。


まあ、今もそんなに視野が広いとは言えませんが。


彼って、私が思っているよりもずっと懐の広い人だったんだなあ、、ってしみじみ。
そんな事も思いながらの読書。なかなか楽しい。