あの空の彼方に

長い間封印していた想いが突然復活してしまった、、。消し忘れた想いについて、こっそり書き留めるブログです。

騎士団長殺しと婚外恋愛(若干のネタバレあり)

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
新潮社
2017-02-24

ハルキスト、ってことはないんだけど、結構村上春樹は好きで。まあ世代的に。
今回も気になるから買ってみた。
相変わらず文章はとても美しく、それだけで心地良いし。彼の作品の底流に流れてる愛の物語が私はやっぱり好き。


今回、なんとなくディティールが気になって。
どうしても婚外恋愛な話の部分がちょっと気になっちゃって、そういう箇所をつい熱心に読み解こうとしてしまうな。中心的な部分ではないんだろうけど。


奥さんに離婚を切り出されて、彼女が他の男性を愛してる事、その男性に抱かれている事を知ってショックを受ける主人公が、しばらく放浪の旅に出ちゃうところなんかね。
どうなんだろう、、もしそういう事が有った場合、うちの夫はどういう事になっちゃうかなあ、、なんてついつい読んでて想像しちゃったりした。
完全に妄想の世界ですけど。


主人公が、人妻と定期的に逢瀬を楽しんでるところなんかもね。
いろいろ考えちゃった。


村上春樹って、結構セクシャルなシーンが多いけど。それだけ愛の物語を深く描いてる気がする。
私がすごく村上作品に惹かれるのはそんなところ。


主人公モテすぎ、、っていつも村上作品は揶揄されるけど。
確かに。モテすぎだけど。でも、実際こういう人がいると結構モテるのではないかな、、って思う。少なくとも、私の好きなタイプではあるなあ。
こういう人がいたら、絶対惹かれてる気がする。
それも妄想ですけど。笑


彼に、村上作品を読んでるかどうか聞いてみた。どうやら村上作品はお好みじゃないらしく。読んでいないとのお答え。
まあ確かに、どっちかというと女子好みなんではないかと思う。


ただ、クラシック好きの彼に、ドン・ジョバンニ(小説の中に何度も出てくるオペラ)について尋ねたから、メールにはこんな返事が。
「あ、騎士団長殺しって、劇の最初辺りで、ドン・ジョバンニに殺されてしまう騎士団長のこと? 劇の最後には、騎士団長ってば、石像に憑いて、ドン・ジョバンニを地獄に引きずり込むんですけどね。」


そうなんだ。やっぱりオペラの内容については詳しいんだなあ、、、って思った。私、ドン・ジョバンニの内容なんてサッパリ知らなかったので。彼に教えてもらって、また小説の続きが楽しみになった。


第一部を読み終えて、今は第二部の途中。なんだかすぐに読み終えてしまうのはもったいない気がして、ちょっとゆっくり味わいつつ読んでる。
今はすっかり村上作品の世界に没頭中。こうやって本の世界にはまると、多少嫌なことがあっても現世を忘れられるのがいいところかな。